それはとっくに恋だった
高校2年になっても俺は立ち直れていなかった。


梨央と達也を不自然にさけた。


一度変わってしまった関係はそう簡単に元には戻らない。



そんな時、部活が終わって日が暮れかけた廊下でじっと写真を見つめる真尋を見かけた。


その目線の先には達也と俺のツーショット。


その眼はあまりにもせつなげで、俺はその表情に自分を重ねた。



あいさつくらいしか交わしたことはなかったのに、思わず声をかけた。


困ったように笑う彼女に確信した。



彼女は、達也が好きなんだと。
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