それはとっくに恋だった
「もしもし。俺。」


『どうかしたか。』


「あのさぁ、明日、昼暇?」


『午後に、梨央を迎えに行くけど、その前なら。』


「あ、梨央。戻ってくるんだ。良かったな。」


妊娠中の梨央が体調を崩して実家に帰っているというのは、自分の母親から聞いた話。


息子しかいない母は、小さい頃から知っている梨央を自分の娘のようにかわいがってる。


『まぁな。』


「大変だよな、妊娠って。」


『・・・何だ。何かあったのか。』



さすが、幼馴染。自然に話を持っていこうとしたのに、すぐに何かあると悟ったらしい。


「実はさ、真尋が妊娠して・・・」



『はぁ?!』


あまりの大声に思わずスマホを耳から離した。


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