それはとっくに恋だった
梨央は颯太の思いに気づいてないみたいだった。


そのせいか、私によく颯太を薦めてきた。


颯太はいい奴だって。


颯太を私が付き合えば4人でデートできるって。



梨央に、私が颯太を好きだって言えば、協力してもらえるかも知れないと思った。


でも、好きな人に友人を薦められる颯太の気持ちを思うと言えなかった。




梨央みたいなかわいい子がタイプの颯太が私を好きになるはずがない。




何も知らない梨央。


私なんかと違って可愛い梨央。


優しい梨央。


幸せそうな梨央。



そんな彼女が、大好きで、羨ましくて、少しだけ憎かった。
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