フォーチュン
「いやっ・・・!」

精一杯身を縮めて、酔っ払いが当たる面積を少しでも少なくするという努力はした。
が、所詮身を縮めるとはいっても、たかが知れてる。

どうしよう。誰か・・。

「助け・・!」

アンジェリークが叫ぼうとした途端、汗ばんだ手が彼女の口を塞ぐ。
「んーっ!」と必死で叫びながら、彼らに連れて行かれまいと必死に足を踏ん張らせていたそのとき、背後から声が聞こえた。
< 17 / 318 >

この作品をシェア

pagetop