フォーチュン
「お姉さんここの人?」
「え。いいえ」
「だよねえ?こんな可愛いお姉ちゃん、一度見たら忘れるわけないもん!」
「ね、今から俺たちと一緒に行かない?」
「どこ、へ」
「いいとこに決まってんだろ」
やだ。アルコールの臭いが!
汗ばんだ手が気持ち悪い!
それにこの人たち、すごく私に近づきすぎてる気がする!
正直怖い。
だけどここは、王女として威厳を持って接しなければ。
「無礼者!手を離しなさい!」
「ぶっ。ぶれいものだってー。姉ちゃん、いいとこのお嬢さん気取りか?」
・・・そうだった。
今の私の服装は、街へ出かけるために着替えた普段着。
それに、ドラークのような大国内で、小国・バルドーの皇女だと言っても、その存在すら知られていないかもしれない。
そんなアンジェリークの心の迷いをチャンスと見たのか、怯んだ隙に酔っ払いの一人が、彼女を抱くように掴みかかってきた。
「え。いいえ」
「だよねえ?こんな可愛いお姉ちゃん、一度見たら忘れるわけないもん!」
「ね、今から俺たちと一緒に行かない?」
「どこ、へ」
「いいとこに決まってんだろ」
やだ。アルコールの臭いが!
汗ばんだ手が気持ち悪い!
それにこの人たち、すごく私に近づきすぎてる気がする!
正直怖い。
だけどここは、王女として威厳を持って接しなければ。
「無礼者!手を離しなさい!」
「ぶっ。ぶれいものだってー。姉ちゃん、いいとこのお嬢さん気取りか?」
・・・そうだった。
今の私の服装は、街へ出かけるために着替えた普段着。
それに、ドラークのような大国内で、小国・バルドーの皇女だと言っても、その存在すら知られていないかもしれない。
そんなアンジェリークの心の迷いをチャンスと見たのか、怯んだ隙に酔っ払いの一人が、彼女を抱くように掴みかかってきた。