フォーチュン
そのユーリスの言い方と、低く轟く声音に安堵したアンジェリークは、いつの間にか彼の腕の中で余計な力を抜いてリラックスをし、気づけば体を彼に寄りかからせていた。
「・・・眠いか?」
「いえ。とても・・・心地良い、です」
「そうか」
これはもう、上着と言うよりベッドだな。
だが・・・この体位で愛し合うのも、なかなか良いものではないか。
自分の行き着いた淫らな考えに、鮮明な想像までしてしまったユーリスの体の中心に、欲望の熱が集中し始める。
慌てて「いかんいかん」と心の中で己を戒めたユーリスは、しばしの間「俺はベッド・・・いいや上着だ」と言い聞かせることで熱を押さえこんだ。
「・・・もうすぐ花火が打ち上がる」
「もうそんな時間ですか」
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
アンジェリークがかすかにため息をついたとき、西の丘の上空がピカッと光った。
すぐにドンという大きな爆音が鳴り響く。
驚いたアンジェリークは、思わず「きゃっ!」と叫んで、ユーリスの胸元に顔を埋めた。
「・・・眠いか?」
「いえ。とても・・・心地良い、です」
「そうか」
これはもう、上着と言うよりベッドだな。
だが・・・この体位で愛し合うのも、なかなか良いものではないか。
自分の行き着いた淫らな考えに、鮮明な想像までしてしまったユーリスの体の中心に、欲望の熱が集中し始める。
慌てて「いかんいかん」と心の中で己を戒めたユーリスは、しばしの間「俺はベッド・・・いいや上着だ」と言い聞かせることで熱を押さえこんだ。
「・・・もうすぐ花火が打ち上がる」
「もうそんな時間ですか」
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
アンジェリークがかすかにため息をついたとき、西の丘の上空がピカッと光った。
すぐにドンという大きな爆音が鳴り響く。
驚いたアンジェリークは、思わず「きゃっ!」と叫んで、ユーリスの胸元に顔を埋めた。