浅葱色の恋心
総司が療養生活に入ってから


新八と同室


総司とは違う手に

戸惑いながらも安心する



一や平助が、なぜ新選組に
のめり込んだのか



毎晩 実感する




〝俺達は、仲間〟




守っているし、守られている






助け合うのは、当然






ぎゅっと手に力を入れると

ゴロン


寝返りするふりして


私の肩にポンと手を置く



新八は、私のせいで眠りが浅くなっている



「新八 ありがとう」


「ぐぁぁーーー」



下手くそなイビキ

クスクス笑うと



「んあーーーーーパシッ」



肩にのっていた手で頭を叩かれる


それでも可笑しくて


しばらく笑った







総司みたいに私の気持ちを先回りしない


だけど


新八といると笑ってしまう




平助もよく新八と左之

2人とふざけてたなぁ







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