婚前同居~イジワル御曹司とひとつ屋根の下~
思わず黙り込んだ私に、義兄も大きく頷きながらその先を続けた。
「そうだね。帆夏ちゃんらしく。今までぶつかってきたそのままでいいんじゃないかな。ちゃんと好きだって伝えてきたんだから、むしろいろんなこと考えないで、樹君の行動にも応えてみること。樹君の相当ペースが早くて、君は気後れしちゃってるかもしれないけど……男の立場から言わせてもらうと、むしろ樹君の意地悪はもっとスローペースになると思うよ?」
「え?」
一回り以上離れた義兄が、ちょっと悪戯っぽく微笑んで、私は何度も瞬きをした。
「大丈夫。口ではいろいろ言ってるかもしれないけど、帆夏ちゃんが一生懸命なら、さすがに樹君も簡単にツーステップは進めないと思うから」
「……」
義兄の言葉は私にとっては謎々のようだと思ったのに。
姉にはよくわかったのか、言い切った義兄にニッコリと柔らかい笑みを向けていた。
そんな笑みをぼんやり見つめながら、私は改めて姉を羨ましいと思う。
私も、結婚して二年経ってもこんな風に樹さんを見つめたい。
その為には……三ヵ月後、私と樹さんはちゃんと恋をして政略結婚を受け入れなきゃいけないってことだ。
「そうだね。帆夏ちゃんらしく。今までぶつかってきたそのままでいいんじゃないかな。ちゃんと好きだって伝えてきたんだから、むしろいろんなこと考えないで、樹君の行動にも応えてみること。樹君の相当ペースが早くて、君は気後れしちゃってるかもしれないけど……男の立場から言わせてもらうと、むしろ樹君の意地悪はもっとスローペースになると思うよ?」
「え?」
一回り以上離れた義兄が、ちょっと悪戯っぽく微笑んで、私は何度も瞬きをした。
「大丈夫。口ではいろいろ言ってるかもしれないけど、帆夏ちゃんが一生懸命なら、さすがに樹君も簡単にツーステップは進めないと思うから」
「……」
義兄の言葉は私にとっては謎々のようだと思ったのに。
姉にはよくわかったのか、言い切った義兄にニッコリと柔らかい笑みを向けていた。
そんな笑みをぼんやり見つめながら、私は改めて姉を羨ましいと思う。
私も、結婚して二年経ってもこんな風に樹さんを見つめたい。
その為には……三ヵ月後、私と樹さんはちゃんと恋をして政略結婚を受け入れなきゃいけないってことだ。