婚前同居~イジワル御曹司とひとつ屋根の下~
「まさかと思うけど、全然そういうの考えてなかったわけ? 政略結婚って言ったら、つまり閨閥結婚じゃねえか。つまり、それを俺たちに強いたってことは、俺の親もお前の親も、俺たちに子作りさせることが目的なわけ」
「子っ……子っ……!?」
「にわとりか、お前は。本当になにも考えてなかったんだ? ウブって言うよりただのお子様だね~。仕方ないからもっと噛み砕いて教えてやろうか? 親父がこんなお試し同居なんて生温い条件のんだのも、三ヵ月ひとつ屋根の下で暮らしてれば、いくらお前相手でも俺が手を出すって思ってるからだよ」
そう言いながら、樹さんは私の喉元に手を伸ばしてきた。
反射的に逃げようと後ずさると、私の背中が廊下の壁にドンとぶつかってしまう。
樹さんは私の退路を断つかのように、更に私の前に回り込んできた。
「なに逃げてんの。俺とお前がそうなれば、家族も親族も、赤飯炊いて喜ぶぞ。……って、お前だって狙いはそこだろ。俺のこと好きで、俺と結婚したいんだろ? 俺の宝になりたいとも言ってたな」
「そ、そうなればって……っ」
前にも後ろにも逃げ場はないのに、樹さんは更に私を追い詰めてくる。
私の顔の横の壁に両方の前腕を突き、これでもかってくらい身体を寄せてくる。
「子っ……子っ……!?」
「にわとりか、お前は。本当になにも考えてなかったんだ? ウブって言うよりただのお子様だね~。仕方ないからもっと噛み砕いて教えてやろうか? 親父がこんなお試し同居なんて生温い条件のんだのも、三ヵ月ひとつ屋根の下で暮らしてれば、いくらお前相手でも俺が手を出すって思ってるからだよ」
そう言いながら、樹さんは私の喉元に手を伸ばしてきた。
反射的に逃げようと後ずさると、私の背中が廊下の壁にドンとぶつかってしまう。
樹さんは私の退路を断つかのように、更に私の前に回り込んできた。
「なに逃げてんの。俺とお前がそうなれば、家族も親族も、赤飯炊いて喜ぶぞ。……って、お前だって狙いはそこだろ。俺のこと好きで、俺と結婚したいんだろ? 俺の宝になりたいとも言ってたな」
「そ、そうなればって……っ」
前にも後ろにも逃げ場はないのに、樹さんは更に私を追い詰めてくる。
私の顔の横の壁に両方の前腕を突き、これでもかってくらい身体を寄せてくる。