恋愛の始め方
そう長い時間、傍を離れたわけじゃない。

なのに、こんなに恋しさが募った。


「風呂、入るか?」


間宮の言葉に、あたしは首を横に振った。

そんなあたしに、間宮は自分にTシャツとハーフパンツを手渡す。


「それじゃ、寝にくいだろ」


どうやら、貸してくれるらしい。

恥じらいもなく、あたしはその場で着替えを始めた。

そんなあたしを気にすることなく、間宮は寝室へ向かった。


「お風呂入ってないけど、その」

「来れば」


あたしの言葉の意図を察し、寝転んだベットをポンポンッと叩いた。

そんな間宮に甘え、あたしは隣に潜り込んだ。

間宮は、そんなあたしにそっと布団を掛けてくれる。

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