恋愛の始め方
体が、少しだけ軽くなった気がした。

ゆっくりと深呼吸をし、頭を切り替え、あたしは仕事に向かった。

3日ぶりの仕事なのに、いつにもましてハードだった。

治りつつある足の怪我も、また少し悪化したような気がする。

とっくに定時を過ぎていてるが、まだ終わらない。

後は、申し送りノートに、今日の出来事を書き込めば終わりだ。

もう少し、もう少しで帰れる。

そう言い聞かせ、ペンを走らせた。

やっと、終わった~。

久々の仕事に、体は疲れきっていた。

早く帰って、ご飯なんてどうでも良いから、ただただ寝てたい。


「お先します。お疲れ様でした」

「お疲れ~」


夜勤の看護師の1人が、あたしに返事を返してくれた。

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