恋愛の始め方
わからなくても良いから、せめて一緒に過ごした時間を消さないで・・・

そんな、些細な願いぐらいは許されるよね?

1番になれなくても、少しでも間宮の記憶の中に入れるだけで良い。

そんな小さな夢くらい、見ても良いよね?

間宮に、愛は求めない。

だから、その代わりに気付かぬ間に大きくなってしまった、この気持ちの消し方を教えてください。

恋愛なんて、クダラナイ。

そう思っていたくせに、恋に落ちるなんて・・・バカみたい。

あたしはゆっくりと、間宮の腕から離れる。

そして、無理に笑顔を作る。


「よく見ると、お前って可愛いんだな」

「今更?あたしは、元々可愛いわよ」

「ふっ。体しか、見てなかった」


サイテーな男。

だけど、好きな・・・

好きだった、男。

< 220 / 404 >

この作品をシェア

pagetop