恋愛の始め方
お父さんも、お母さんも、同じくらい大好きだった。

ただ、お父さんのことを1人にはしたくなかった。

直哉がお母さんの元にいるなら、あたしがお父さん元に行けば、あたし達はまた家族に戻れるような気もしてた。

その願いは、叶わなかったけど・・・

お父さんの元に居たから、今のあたしがある。

医師なんて向かないかもしれなけど、今も医師になれて良かったと思ってる。

だって、直哉と一緒にお母さんの命を繋ぎ止めることが出来たから。

看取った患者も沢山いたけど、それ以上に助けられた命が沢山あった。

前を向くって決めたから、あたしは助けてきた命を誇りに医師にを続ける。

看取った患者の数だけ、あたしは上に行けた。

そう、自分のことを追い込んで、これからも沢山の命(未来)を守り続ける。

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