恋愛の始め方
「宮里先生。あたし、菅原先生に嫉妬される覚えないんですけど」

「伊藤さんって、罪な女だね〜」


宮里の言葉の意味がわからず、あたしは宮里の顔を見る。


「人の恋愛に口出しするの趣味じゃないから言いたくないんだけど、かなの友達ってことで特別に教えてあげる」

「なんですか」

「侑吾と玲奈、終わったんだよ」


え?

あたしは、驚きのあまり目を見開く。


「だから玲奈は、伊藤さんに嫉妬と言う八つ当たりをしてる。まぁ、伊藤さんからしたら、いい迷惑だけどね」


本当に、いい迷惑だ。


「でも侑吾の気持ちを変えたのは、伊藤さんだよ。たぶん伊藤さんと出会わなかったら、侑吾と玲奈はまた付き合ってただろうし」


あたし、今責められてる?

< 279 / 404 >

この作品をシェア

pagetop