恋愛の始め方
かなは納得したような、納得しきれないような、なんとも言えないような声を出す。


「ねぇ志乃と堂島先生が兄妹だって知ってる人、他にも居るの?」

「わかんない。あたしが話したのは、かなだけ」

「そっか。きっと、みんな誤解してるね」


フッと可笑しそうに、かなは笑みを零す。


「うちの病院関係者で式に出る人たちは、花嫁見てビックリだろうね。みんな、志乃が花嫁だと思ってるだろうし」

「血が繋がってる人間と結婚って、あり得ないから。それに、もし血が繋がってなくても、直哉となんて考えられないし」

「堂島先生、いい男じゃん」


は?どこが?


「かなって、男見る目ないよね」

「失礼な。大輔に失礼じゃん」


その宮里も、あたしからしたらロクでもない男の1人だ。

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