恋愛の始め方
「同業者か、寛大な心を持った人じゃなきゃ理解なんて到底無理」

「そうなんだ」

「そうそう。一緒にいる時間が長くなって、相手も理解してくれてる。そう思ってたのに突然別れ切り出されて、終いに『俺より、仕事が大事なんだな』って言われた時は、この仕事してるうちは、結婚なんて夢のまた夢だと思った」


そんなこと、あったんだ。


「今は、幸せなんでしょ?」

「まぁね。でも、たまに思う。大輔と結婚して、子供が出来たりなんかしたら、大輔も救命は辞めろって言うのかなぁって」


かなは、宮里との未来をちゃんと考えてるんだ。


「付き合うのと、結婚は別じゃん?子供が居て救命に残ってる看護師、うちには居ないし」

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