恋愛の始め方
「あたし、志乃が堂島先生と結婚するって勘違いしてた」

「うん」

「大事な友達が結婚するって聞いて、あたしは純粋に嬉しかった」

「うん」

「でも勘違いしてたって聞いて、いろいろ冷静になって考えてみたんだけど・・・」

「うん?」

「志乃、恋してたよね?」


かなの言葉に、飲んでいたビールを吹き出しそうになる。


「ちょっと、汚い」

「ごめん。でも、かながいきなり変なこと言うから」


おしぼりで口元を抑えながら、かなに反論する。


「変なことかな?あたし、絶対志乃が恋してるって思ってたんだよね」

「なんで?」

「友達の感?」


なに、それ?

女の感なら聞いたことあるけど、友達の感なんて初めて聞いたわ!

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