恋愛の始め方
コーヒーをお供に、時間を過ごしていると、いつの間にかうたた寝していた。

そんな時、テーブルに置いていた携帯が鳴る。


「もしもし」

『堂島病院ですけど、伊藤先生でらっしゃいますか?』


堂島病院?


「あ、はい」

『お母様が目を覚ましました』


お母さんが、目を覚ました?


「すぐ向かいます」


そう言い、一方的に電話を切る。

そして急いでタクシーを拾い、堂島病院へと向かった。

病院に着き、会計を済ませ、お母さんの病室へと小走りに向かう。

もう!ピンヒールなんて履いて来なきゃ良かった。

なんて、内心小言をこぼしながら急ぐ。


__ガラッ__


病室には、数人のスタッフがお母さんのベッドを囲むように居る。

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