恋愛の始め方
二日酔いのせいで、頭は痛いし、体は怠いし。

こんな日に限って、なんで来客者が来るかなぁ。

はぁーっと、盛大なため息を溢しながら、玄関のドアを開ける。


「うわっ、酒クセェな」


人の顔を見るなら、そんな言葉を向けられる。


「昨日?てか今日の朝まで飲んでたんで」

「どんだけ飲んだんだよ、お前ら」


どんだけって、二日酔いになるくらい?

あぁー、ダメだ。

頭が、ガンガンする。

何も、考えたくないわ。


「で、何しに来たんですか?」

「かなの迎え。引っ越しの荷物取りにかなの実家に行ったら、ここに居るって言うから」

「あぁ、そういうこと。とりあえず、上がります?」

「お邪魔します」


そう言い、宮里は上がる。

< 382 / 404 >

この作品をシェア

pagetop