恋愛の始め方
「勝手に起こして、連れてって下さい」

「簡単に言ってくれてるけど、手伝う気はねぇのな」


いや、無理無理。

二日酔いで、今最高潮に具合が悪い。

自分のことでも手一杯なのに、他の人を助ける体力ありませんよ。


「頑張ってくださーい」


宮里は、盛大なため息を溢し、かなのことを起こす。


「おーい、かな?大丈夫か?」


かなは、中々起きない。


「かなー?」


もう何度目かわからない声がけに、やっとかなが目を覚ました。


「大輔?」

「やっと起きたか」

「なんで、大輔が?」

「引っ越しの荷物取りに来た」

「あぁ!・・・痛ッ」


かなが大声を出したことで、二日酔いの頭がガンガン痛む。

それはあたしだけじゃなく、かなも同じようだ。

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