恋愛の始め方
乱暴なのに、優しい。

両極端な2つを使いこなす間宮に、あたしはただ身を任せる。

いつの間にか、場所をベッドに移していて、この後の展開を安易に予想できる。

それを、今か今かと期待してしまう自分に心底呆れる。

なのに、間宮はあたしの期待とは裏腹に動きを止めた。

何?


「どうして欲しい」


は?

ここでやめる気?

そんなの、困るんですけど。

熱を上げた身体は、次の行為を待ち望んでいる。


「こんなお前の姿、風間が見たらどう思うだろうな」

「なんで、そこで風間が出てくるわけ」

「あいつ、お前のこと好きじゃん」


好きなのか?

たぶん、違うと思うけど。

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