恋愛の始め方
間宮は慣れたように車を降り、買い物袋を手にする。

だから、あたしもそのまま車から降りた。

家の鍵を開け、間宮から買い物袋を受け取る。


「・・・帰るの?」

「誘ってんの?」

「ち、違う。そうじゃなくて、その・・・」


そんなあたしの様子を見て、間宮は意地悪そうに笑う。


「俺、明日から仕事なんだけど」


でしょうね。

間宮は、お忙しい救命医ですから。


「明日、何?」

「さぁ?」


は?

さぁって、何ですか?!


「仕事なんでしょ?」

「仕事だよ」

「日勤?夜勤?それとも、当直?」

「・・・」


なんで、無言?

それに、何その目?

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