恋愛の始め方
「とりあえず、帰るか」


・・・帰る?


「何処に?」

「お前、その買い物袋持って、どこ行く気だったんだよ」


何処って、それは家に帰るつもりでしたけど?


「送ってってくれるの?」

「ずっと、ここには居れねぇだろ」


それは、そうだけど・・・

間宮は先ほどあたしが手にしていた買い物袋を手にし、サッサッと車に積む。


「ほら」


中々動こうとしないあたしの為に、助手席のドアを開ける。

ここまでされたら乗らないわけにもいかず、あたしは車に乗り込んだ。

そして間宮はハンドルを握り、あたしの家へと向かった。

車だと、すぐそこの距離。

あっという間に、車は家に着く。

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