恋愛の始め方
「中の中だと思うけど」

「なら、お前の目は節穴だな」


どんだけ自信あるのよ、自分に。


「寝るのね、あなたでも」

「バカか。性職睡は、男なら必要不可欠だ」


いや、そこ普通は衣食住だろ。

バカなのか?


「何アホ面してんだよ」

「あなたがあまりにもバカだから」


でも、こんな間宮との時間が正直好きだ。

楽だし、余計なことを考えなくて済む。


「性欲でできてそうなお前には、言われたくねぇな」


あながち間違いじゃないが、直接口にされたくはない。

言葉にしたら、生々し過ぎる。


「それより、足大丈夫か?」


怪我してる足を、間宮がそっと撫でる。

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