恋愛の始め方
そして何かを考え、口を開く。


「怖くねぇ医師なんて、居ねぇだろ」

「怖いの?」

「あぁ。いつ間違いを犯すかなんてわかんねぇ」


正直、意外だった。

間宮なら、否定すると思っていたから。


「だけど、俺は救命医を辞める気はねぇな」

「どうして?」

「助けたいから」


その言葉に、間宮の医師としての信念が込められている気がした。


「お前は?」

「え?」

「なんで、救命に来たんだよ」


なんでって。


「救命に居たら、一生結婚出来ねぇかもよ?」

「余計なお世話」


間宮は、何が可笑しいのか笑い出す。

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