拷問ゲーム
「おい、敬。

お前は口がきけねぇのか?

それとも、よっぽどバカなのか?

何かしゃべれよ、このウスノロ」




オレの頬に激痛が走り、目から涙がこぼれ落ちた。




親父のゲスな言葉が、オレの存在を否定する度に、オレの自尊心は崩れていった。




オレはこんなクズな存在にも劣る惨めなガキだ。




それってきっと、世の中でもトップクラスの不幸なんだとオレは思う。




何も言わずに泣いているオレの頬に、親父はまた安全ピンの針を突き刺した。




オレは親父の虐待に、涙を流して泣くしかなかった。
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