拷問ゲーム
「オレはよ、誰かが苦しんでるとよ、ワクワクしてくるんだよ。

こいつは今、苦しいんだろうなぁ。

オレはこいつじゃなくて、良かったって」




オレはそう言った藤城の不気味さにゾッとした。




この男は、絶対に普通じゃない。




「それじゃ、高木。

これからお前の対戦相手に会いにいこうぜ。

相手も気合い入れて、勝負しにくるから、負けんなよ。

拷問ゲームはよ、どっちもギブアップしねぇ勝負が、一番おもしれぇんだ。

辛くても、苦しくても、じっと我慢するんだぜ」
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