もしもの恋となのにの恋
私は千鶴に負けた・・・。
仕方のないことだ。
解りきっていたことだ。
今更だ。
なのに私は・・・。
私は嬉しそうに微笑んで私たちに遠慮がちに手を振る千鶴が疎ましかった。
もしも、千鶴になれたなら私は秋人に愛してもらえるだろうか?
もう何度目ともわからない私の妄想がまた、はじまった・・・。
< 31 / 105 >

この作品をシェア

pagetop