もしもの恋となのにの恋
そんな時だった・・・。
千鶴が何かに反応した。
ゆっくりと千鶴が振り向いた方向には恋人繋ぎをした秋人と夏喜ちゃんが立っていた。
あ・・・。
俺がそう思うよりも早くに秋人は夏喜ちゃんの手を振りほどき、気まずそうな表情をその整った顔全体に浮かべていた。
そんな秋人とバチリと目が合った俺は意識してニコリと笑んでみた。
秋人のその横で夏喜ちゃんは悲しい表情をしていた・・・。
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