クールな上司とトキメキ新婚!?ライフ
「せっかくの旅行で楽しい宴会してるのに、頭ん中仕事だらけなんだろ」
「え?」
「瀬織さんは仕事ばっかりしてるからなぁ。男、いないっしょ?」
「あの、仕事ばかりというか」
我が社は社内恋愛禁止なので、あまりそういう機会に恵まれていないといいますか。
「柏原さんみたいなタイプに、1回抱かれてみたら変わりそうなものだけどな。企画もさ」
ううう。傷口に塩を振りかけるばかりじゃなく、ゴシゴシと擦りつけられてしまうなんて。
「そんなことないですよね、瀬織さんは恋多き人だと思いますよ」
自分のグラスを持って、ふらりと立ち寄るようにやってきた千堂部長が私の隣に座った。
「恋してないと、あんな企画浮かばないでしょう?」
「まぁ、確かにそうかもしれませんけど」
「自分の言いたいことをそのままぶつけたら、いくら優しい瀬織さんだっていい気はしませんよ。もうその辺にしておきなさい」