クールな上司とトキメキ新婚!?ライフ

「よっしゃ、初詣行こうぜ」

 男子が先陣を切って、人通りが増えてきた街に繰り出した。


 世界中、どこの国でも新年を祝うために盛り上がっているだろう。


 ビルと神社が共存するこの街でさえ、ものすごい人混みだ。



「結衣ちゃん、寒くない?」

「ありがとうございます」


 あの夜も同じようにしてくれた羽野さんに、今度はちゃんとお礼を言えた。


 だけど、優しくされたぶんだけ部長が浮かんでしまう。



「すっごいね、これ並ぶ勇気ある?」

 あまりにも長い参拝者の列に、一緒にいた男の子が振り返った。


 ――その、先に。


 とても綺麗な女の人と楽しそうに話しながら、列に並ぶ部長を見かけてしまった。



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