クールな上司とトキメキ新婚!?ライフ

 注文を終えたら、気まずさが残った。

 部長の問いかけで会話が途切れていて、私が話すターンだから余計だ。ここで思い切って話題を変えようと思っても、浮かぶのは神社で見てしまった光景ばかり。


 部長に女友達がいたっていい。
 むしろいない方が不思議だし、それを隠されるのも違うと思う。

 だけど、嘘だけはついてほしくなくて。

 それは私が彼の特別な人になりたいからでしかなくて。



「俺が怒ってると思って、ここに来たのか?」

「……はい」

「怒ってないよ、少しも。でも、年末に体調崩してたから、お前が思ってるよりは心配してた」

「心配してくれたんですか?!」

「まぁな。どこかで倒れられたんじゃ、困るし」

 カップを置いて、窓の外の景色に視線を逃がすその表情が愛しくて、抱きつきたくなる衝動を抑えた。


 私、こんなキャラだったかな。
 もっと冷めてたはずなのに。どうせ男なんてって、そう思ってるところがあったはずなのに。


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