クールな上司とトキメキ新婚!?ライフ

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 9月中旬、定刻でホームに滑り込んできた電車に揺られ、いつもと変わらぬルートで社へ向かい、タイミングよく口を開けたエレベーターに乗る。
 商品開発部が入っているフロアは、まだ誰も出社していない。これもいつもと変わらない光景だ。


「おはようございまーす」

 返事をもとめない挨拶は、寂しく控えめに響いてから眼下に落ちた。


 新聞各紙を日曜の夕刊と今日の朝刊に差し替える。
 硬く絞った台拭きで部内を綺麗にして、高層ビルが乱立する景色を少しの間眺め、その他諸々の雑用を終えた頃、誰よりも早く千堂部長が出勤してきた。


「今日もありがとう」

「いえ、これくらいは」

 社内の誰もが憧れる千堂部長との時間は、毎朝のことだけど色褪せたりしない。


 このひとときだけは、私にとって癒しでもある。


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