クールな上司とトキメキ新婚!?ライフ
「構うって、どうすれば」
「そんなの簡単だよ。俺の質問に全部答えればいい」
強制的な時間のはじまりに、指先まで恋が支配する。
「1つめ。結衣は、俺をどう思ってる?」
顔を上げ、額がくっつきそうな距離で問いかけられたらごまかせるわけもなく、ただひたすら自分の頬が熱くなるのを認めるしかなくて。
「それは、その……」
「俺は、お前が可愛いってずっと前から思ってたけど。じゃあ、次」
答えを求めたくせに一方的に進められるやりとりは、ひたすら私を熱に浮かそうとする。
「会いたかった?俺に」
優しい声色に視線を上げれば、大好きな微笑みが待っていた。
「……はい。会いたかったです、とっても」
「会おうと思えば、いくらでもここで会えるのに?」
頷いて視線をそらしたら、もう戻せなくなるほど頬が熱くなっている。
部長は意地悪だから、少しも手加減してくれない。
私の大好きなものを全部引き連れて、一切の逃げ場を奪って嬉しそうにしているのが伝わってくる。