クールな上司とトキメキ新婚!?ライフ
「じゅ、じゅ、順調です」
「そうですか。それはよかった。こちらでもいい数字が取れているので、この調子で売り上げに直結するような流れをお願いしますね」
「承知しました」
……う、麗しい。
真下から見ても、横から見ても、上から見ても……って、また今朝の出来事が。
「調べものしないといけないんだったね、お邪魔してごめんね」
「そんな、邪魔なんかじゃ……っ?!」
動けないまま、不格好にも天井を見たままで話す私を笑って、彼は見下ろしている。
「邪魔していいの?こんなこと、していいのか?」
目の前に、喉元とYシャツの襟、色鮮やかなネクタイ。
人知れず交わしてしまったキスのせいで、一気に赤くなった顔を隠そうとデスクに突っ伏した。
「今夜、楽しみにしてるね。瀬織サン」