クールな上司とトキメキ新婚!?ライフ
異性を部屋に入れたのも、恋をしたのも久しぶりすぎて戸惑う。
抱きしめられれば無条件に胸の奥が跳ねるし、名前を呼ばれるといつからか意識するようになった。
初恋じゃないんだからって、落ち着かせようとしてもできなくて、むしろ逆効果だった。
「それって、Love?それともLike?」
ひょいっと覗き込んできた彼の顔に、前者を選んでほしいと書いてある。私を好いているとハッキリ言われてしまっている上に、こうして部屋に上げてしまったら、選択の余地はなさそうな気がした。
「迷うなよ」
小さく笑う彼に、ざわめく胸の奥。
そこがいつからか恋を名乗るようになっていたなんて、自分でも気づかなかった。