サヨナラの行方
「……答えは出ないですか?はぁ」
最後には、ため息までつかれた。
呆れているらしい。
その理由が、全然分からないけど。
「課長は、本気で恋をしたことがありますか?」
「本気って……正直、ないな。
学生の時も、特定の恋人はいなかったな」
「遊んでいた訳ですね。
今、性欲を満たすために女性を適当に選びたい、探したいと思いますか?」
「結婚相手とは、頼まれてもヤりたくない。だからと言って、他を探す気にはなれない」
「そこまで分かっていながら、何で分かんないかなぁ」
ため息と共に、呆れたように言われる。
俺は、何を分かっていないのだろう。
「常務の娘とは、話しもしたくない、一緒にもいたくないレベルですよね。結婚したのは失敗って思うほど」