サヨナラの行方



自分の気持ちを言わないと決めた俺は、ポーカーフェイスで話しを続ける。



「今までのことを色々反省した。ここまで苦しめたことにも気づかなかった。だから、墓前でもなんでも謝りたかった」


「……謝る?謝られる必要はないと思いますけど。課長だけが悪い訳じゃないですし」


「イヤ、それがダメなんだって。
俺は結局、悠月の優しさに甘えただけ。上司という権力を振りかざして、結婚している身なのに自分勝手にやった俺が悪い」



自分で言っていて、ちょっとだけ虚しくなる。

そんな中、なぜか悠月は顔をそむけた。

これはちょっと、意味が分からない。



「まぁ、反省したから離婚を決めた」


「え?離婚⁉」



俺の言葉に、大袈裟すぎないかってぐらい大きな声で驚く。




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