サヨナラの行方
「課長さんと上手くいかない限り、逢わないからねっ。
……って、真琴から伝言」
「えっ……横暴じゃない?」
「横暴じゃない。みんなが悠月の幸せを願っているんだって。
それに、凌馬も課長さんの腕で安心して寝ちゃっているんだから。心配はいらないみたいだけど」
和樹の言う通り、いつの間にか静かに眠ってしまっている。
さっきも思ったけど、血の繋がりが分かるのかな。
家族以外には、全然なつかないから。
「もしかして、他に男がいるとか?」
「いる訳ないですよっ」
「じゃあ、凌馬の存在以外に隠していることは?」
「今、全て話したと思うのでないと思いますが」
「あ、じゃあ、他に好きな人がいるとか?」
「いませんよっ。課長が好きなのに、他の人好きになんてなりませんっ」