最後の100日~君に幸あれ~

秘密の休日~10/10~


コウちゃんと遊んだ日は楽しかった。
お店を回ったりして…。

そして、祝日で今日は休み。
のんびりしているとお昼頃突然私の携帯から着信音が鳴った。

画面には沢田君と表示されている。

屋上で皆んなと連絡先を交換して、その後メールをして以来、初めて連絡が来た。

緊張する心をしずめるように深呼吸をして、電話に出た。

「あ、奥村さん?
今から暇かな?」

「え、う、うん!暇だよ。
どうしたの?」

沢田君の少し低めの声がなぜか心地よい…。
沢田君、多分誤解してると思う。

あれ…?なんで私沢田君に誤解されてるかもって不安なんだろう。

「良かったら今から遊びませんか?」

「え、うん!」

『××公園の前で待ってるね』と沢田君はいい、電話は終了した。

私は急いで準備をした。
軽くメイクをして、服は悩みに悩んで薄めのニットシャツにチェック柄のスカートをはいた。

そして、家の近くの公園へ向かった。

コウちゃんと会う時はメイクをしてなかったんだけど、なぜかメイクをしてしまった。

変じゃないかな…?
普段はメイクなんてしないから不安。

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