最後の100日~君に幸あれ~

屋上へ着きドアを開け外へ出た。

「あ!美奈!ちょっと来て来て!!」

私は呼ばれるままにルイさんの元へ駆け寄った。

そこにはコンクリートの隙間から必死に咲く花が一輪あった。

「周りはコンクリートしかないのに、頑張ってるね」

私たちはしばらくその花を見つめた。

「美奈早く食べないと授業始まるよ。」

「あ、うん。」

私はお弁当を広げ食べ始めた。
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