最後の100日~君に幸あれ~

可愛いい店員さんに案内されながら店内を進む。

コウちゃんと向かい合わせに座りコウちゃんに差し出されたメニュー表を見つめる。

「私、紅茶で。
コウちゃんは?」

メニュー表を渡すと隣席から視線を感じた。
何となく隣を見ると、そこには。

「あ…」

「奥村さん…!?」

沢田君の姿があり、驚いて開いた口が止まらなかった。

「え。ミイちゃんこの人誰や?」

「み、み、ミイちゃん…!?」

険悪な顔のコウちゃんと驚いて目をパチパチする沢田君の視線が私に突き刺さる。

「えっと…学校の友達で、沢田祐一君です。」

「へぇ。沢田君いつもうちのミイちゃんがお世話になってるみたい…」

「うちの…!??
え…?えっと…奥村さんこの方は…」

うちの、という言葉がきになる…。
絶対わざと言ってるよね…?

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