キミが好きなのは俺

ふと、一昨日の優くんの家での出来事が頭をよぎる。





優くんに突然掴まれた左腕、振り返って目が合った時の優くんの真剣な眼差し・・・。





今振り返れば、あの時の優くんも、何か言いたげな表情をしていたように思う。





もしかして、その時言いたかったことを、私に伝えるために…?



不思議と心臓がドキドキしてきた。




ただ会うだけなのか、それとも話があるのか、もしかして私、何か忘れ物しちゃったかな…?





今は13時を少し過ぎたあたり。


4コマが終わるまで、かなり時間がある。




あと3時間強、このことを考えていても埒が明かない気がする。




それに、どうせ時間が経てば、優くんに会うことになる。



「よし、それまで課題しよう。」




今週までに提出しなければいけないレポートがあるから、それをやって4コマ終わるまで過ごそう。


そうすれば、変に優くんのことを考えなくても済むよね。




私は、再び図書館へと向かって歩き出した。
< 277 / 395 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop