キミが好きなのは俺
「できたっ。」
私はエンターキーをパシッと押して、できたレポートを保存した。
我ながら、真面目にちゃんとしたレポートが書けたと思う。
このレポートは直接教授にメールで送信するものだから
今できたばかりのレポートをメールに添付して、教授宛に送る。
「はぁ、これで一安心だー。」
手はあげず、うっ、と背中を伸ばした。
軽くパキッと背中が鳴るのが、なんとも言えず気持ちがいい。
私は一呼吸おいて、パソコンの電源を切り、スマホで時間を確認しようとすると
タイミングよく、優くんから連絡が入る。
《3052教室で待ってる。
ゆっくりで大丈夫だから。》
たった2文。なんだかそっけなくて、でも、私のことを気遣ってくれる優しさが見えた気がした。
《今から図書館出るね。》
私はそれだけ返事をすると、荷物をまとめて席をたち、図書館を出た。