星に願いを、恋に幸せを。
目が覚めた時はもう夕方で、部活をやっている生徒の掛け声が聞こえている頃だった。
「うぅん・・・」
唸り声を上げ視界を左の窓際から右に起こすと、
「よっ、起きた??」
笑顔で挨拶をしてくる蓮が・・・いた。
「れっ、れれれ蓮?!?!」
「なんだよ、具合悪いって聞いて、お見舞い行けって言われたから来た!」
「そっか・・・。ありがとう。寝不足っぽい!!」
蓮に君の言葉のお陰で寝れなかった、何て言えないし・・・。

「そっか、お疲れ」
蓮は溜め息をついた海恋の頭を軽くポンっとしてきた。
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