人魚姫の願い
なんで‥こんなにも胸がドキドキしてしまうんだろう‥。
須崎先輩のことを狙っている人なんて他にもいるはずなのに‥。
ふらつく足どりで私は帰路についた。
数日して‥私の熱はおさまった。
ただの風邪だったぽい。
私は、今日で朝練を終わらせようと思いプールに向かった。
向かったのだが、なぜか更衣室の前には大智君と智未ちゃんがいた。
「お‥おはよう?な‥なんで、大智君と智未ちゃんが?」
すると大智君が私の前までやって来た。
一瞬だけ私の体が固まった。
「綾瀬さん。すみませんでした!!」
大智君は頭を下げて謝っていた。
「えっ?えっ!?な‥なんで?なんで、大智君が謝るの?」
すると智未ちゃんが間に入ってきた。
「ねぇねぇ聞いてよ美凪ー。大智たら美凪が倒れたのがよっぽど、こたえたらしくてそれで美凪に謝りたいて結論になったらしいの。あー笑いすぎてお腹が痛い。」
智未ちゃんはなぜかこの状況を楽しんでいるようだった。
「べ‥別になんだっていいだろう!俺だって悪いことしたて思ったんだよ。綾瀬に。結構、きついことも言ったから。‥本当にごめん‥。」
「謝りに来てくれてありがとう。私のほうこそ体育祭の時はごめんなさい。もう迷惑なんてかけないから。」
私も大智君もお互いを許すことにした。
めでたし‥めでたし‥
「それで、美凪はこれからどうするの?泳ぐの?」
「智未。お前はちょっと空気を読め。‥ていうかお前、学校にある室内プールに行ってみたかったからついてきたんだろう?」
「ピーンポーン!さすが大智!将来は名探偵になれるね!」
「なれるかよ!」
いつの間にか種村君と智未ちゃんの間で夫婦漫才的な?ものが行われていた。
「わ‥私は最後の朝練をするつもりでいるよ。ちょ‥ちょっと着替えてくるね。」
「わかった。プールサイドで待ってるね。ほら、大智も着替えてきなよ。」
「えっ!?」