溺愛〜ラビリンス〜
そして柚と久しぶりに出かける約束をした事も俺の気持ちを浮上させる。
「悠斗顔がニヤケてるぞ?」
龍也が突っ込みを入れてくる。
「チッ。」
「柚ちゃんは随分落ちついてきたようだな?」
「あぁ…」
「良かったな悠斗。」
龍也がホッとした表情で言った。コイツにも随分心配かけようだ…
「龍也…ありがとうな?」
「フッ…悠斗は柚ちゃん次第でイライラしたり、落ち込んだり逆に機嫌良くなったりするからな?柚ちゃんには元気でいてもらわないと、俺達下の人間には死活問題だ。」
龍也の言葉に否定はできないのが悔しいが、俺の人生柚を中心に回っているのは事実だ。
「フッ…そうだな…」
「クックッ…認めるのか?」
俺が素直に認めると龍也は面白そうに俺を見ながら笑った。
「まぁな…仕方ねぇだろう?」
「実に良い傾向だな?柚ちゃんは元に戻ってきているし、悠斗は人間らしい発言ができるようになってるし…」
「おい…俺が今まで人間らしくなかったみたいだな?」