溺愛〜ラビリンス〜
えっ…ゆうくんあんなにモテるのに……でもそう言われてみれば、ゆうくんが女の子と仲良く話してたりする所を見た事ない。そうなんだ…
「ゆうくん女の子が嫌いなの?」
「ブッ!」
龍也くんがまた笑い出した。
「ゆ、柚ちゃん…悠斗は女がウザいと思っているだけで、嫌いって訳じゃないよ?だから…」
「龍也!それ以上言うな。」
「ゆうくん?」
「柚、龍也が言いたかったのは、俺は好きな女以外傍に近づいて欲しくないって事だ。だから柚だけが傍に居れば良いんだよ。分かったか?」
ゆうくんが真剣な表情で説明している。
「…うん、分かった。」
「ハァ…分かれば良い……」
ゆうくんはホッとしたようにシートに凭れ掛かる。
「御苦労様。」
助手席から龍也くんがゆうくんに声をかける。
「チッ。余計な事言うなよ?」
「了解。」
ゆうくんと龍也くんの会話の意味が分からなくて、また疑問に思ったけど、もうさっきから分からない会話ばかりなので諦めた。
「ハァ…」
「どうした?柚。」