ツンデレ社長の甘い求愛
「私は社長と交際させていただいておりません。……社長にはちゃんといるんです、別に大切な存在の女性が」
途端に会長の表情は強張る。
そして信じられないと言いたそうに、瞬きせず私を見つめてきた。
「本当です。……社長本人の口から聞いたので間違いありません」
「いや、しかし昨日は……」
「――それは私が社長の部下だからです。だから助けてくれたまでです」
会長の声に被せて言うと、彼は押し黙り確認するように浅野さんを見た。
すると浅野さんも肯定するように深く頷く。
「そう……だったのか。大喜には他に相手が……。まったくそんな影はなかったのに」
複雑な表情を見せる会長。
勘違いをして私を巻き込んでしまい、申し訳ないと思っているのかもしれない。
「すみません、一昨日の時点でちゃんと否定していれば……」
「いや私が悪い。ふたりの仲睦ましい写真を見て勝手に勘違いをしてしまったのだから」
だから気にしないでくださいと言葉を続けた会長。
応援してくれると言ってくれて、昨日だってあんなに高価なドレスやバッグをプレゼントしてくれた。
私と社長の様子を見て、嬉しそうに顔を綻ばせていて……。
そんな会長だからこそ、伝えずにはいられなくなり、落胆する会長に胸の内を明かした。
途端に会長の表情は強張る。
そして信じられないと言いたそうに、瞬きせず私を見つめてきた。
「本当です。……社長本人の口から聞いたので間違いありません」
「いや、しかし昨日は……」
「――それは私が社長の部下だからです。だから助けてくれたまでです」
会長の声に被せて言うと、彼は押し黙り確認するように浅野さんを見た。
すると浅野さんも肯定するように深く頷く。
「そう……だったのか。大喜には他に相手が……。まったくそんな影はなかったのに」
複雑な表情を見せる会長。
勘違いをして私を巻き込んでしまい、申し訳ないと思っているのかもしれない。
「すみません、一昨日の時点でちゃんと否定していれば……」
「いや私が悪い。ふたりの仲睦ましい写真を見て勝手に勘違いをしてしまったのだから」
だから気にしないでくださいと言葉を続けた会長。
応援してくれると言ってくれて、昨日だってあんなに高価なドレスやバッグをプレゼントしてくれた。
私と社長の様子を見て、嬉しそうに顔を綻ばせていて……。
そんな会長だからこそ、伝えずにはいられなくなり、落胆する会長に胸の内を明かした。