ツンデレ社長の甘い求愛
〝あぁ、私は今恋しているんだ〟って実感を噛みしめられていないんだ。
それでもやっぱり社長のことを想うと胸が痛くなる。
あの日のことを思い出すと堪らなく……。
恋愛ってどうしてうまくいかないことばかりなのかな?
好きだなって思える人とせっかく出会えたのに、相手には大切な女性がいるなんてあんまりだ。
それを知っているのに相手はどんどん私を好きにさせていくのだから。
「あ、そういえばかすみ先輩、明日から北海道に一泊で出張でしたよね?」
エレベーターに乗り込むと、思い出したように亜美ちゃんが聞いてきた。
「うん、フラワーチョコレートの試作品を直接渡して、最終打ち合わせしてくる予定」
そうなのだ。
明後日から二日間、冬期限定のフラワーチョコレートで使用するバターを製造している酪農家さんと、最終打ち合わせへと行く予定。
交渉や契約など度々伺っており、今では良い関係が築けていると思う。
「実際に目の前で食べてもらって、生産者から率直な意見も聞きたいしね」
「なるほど、そうですよね。でも私は売れると思いますよ! 試作品の段階でめっちゃ美味しかったですもん」
「ありがとう」
そう言ってくれて嬉しい。
今回はただの季節限定品ではなく、三周年記念も絡めた特別な物だから。
それでもやっぱり社長のことを想うと胸が痛くなる。
あの日のことを思い出すと堪らなく……。
恋愛ってどうしてうまくいかないことばかりなのかな?
好きだなって思える人とせっかく出会えたのに、相手には大切な女性がいるなんてあんまりだ。
それを知っているのに相手はどんどん私を好きにさせていくのだから。
「あ、そういえばかすみ先輩、明日から北海道に一泊で出張でしたよね?」
エレベーターに乗り込むと、思い出したように亜美ちゃんが聞いてきた。
「うん、フラワーチョコレートの試作品を直接渡して、最終打ち合わせしてくる予定」
そうなのだ。
明後日から二日間、冬期限定のフラワーチョコレートで使用するバターを製造している酪農家さんと、最終打ち合わせへと行く予定。
交渉や契約など度々伺っており、今では良い関係が築けていると思う。
「実際に目の前で食べてもらって、生産者から率直な意見も聞きたいしね」
「なるほど、そうですよね。でも私は売れると思いますよ! 試作品の段階でめっちゃ美味しかったですもん」
「ありがとう」
そう言ってくれて嬉しい。
今回はただの季節限定品ではなく、三周年記念も絡めた特別な物だから。